「ターミナル」★★★☆☆
正月にやった正月らしいことと言えば、映画を見に行ったぐらいで、そもそも「正月=映画」という認識そのものが正しいのかどうかも疑問で、いずれにしても、年々正月らしさは失われていっているような気がする。
1日と言えば映画が1,000円の日だ。まぁ、1月以外は1日であることを特に意識しないまま過ぎてしまうことが多いので、わざわざその日に映画を見るということはないのだが、1月だけはさすがに1日であることを意識しているため、「じゃあ、映画に行くか」ということになった。
2本連続で見てしまった・・・。最初が「ターミナル」で、次が「いま、会いにゆきます」。「いま、会いにゆきます」は、見るのは二回目で、正直言って二回目のほうが泣けた。もう最初のほうから事情が分かっている分、泣けて泣けてしょうがない。ところが、そうなることは予想できていたはずなのに、ティッシュやハンカチを持参し忘れるという失態を犯してしまって、このぐちゃぐちゃになった顔をどうしようかと、エンドロールの最中ずっと困っていたのだった。結局、妹が持っていたハンドタオルを借りてなんとか切り抜けることができた。
さて、最初に見た「ターミナル」。なんか「いま会い」の印象が強すぎて、影が薄くなってしまった感がある(汗)。でも、それなりにおもしろかった。ただなんて言うのかな、ストーリー的に起伏がそれほどないわりには、展開について行けない部分も個人的にはあり、「やっぱりアメリカ人の考えていることはよう分からん」とか思ってしまった。
僕は、ストーリーが比較的平坦な映画というのか、それほどドラマチックな展開のない映画で好きな映画っていうのがけっこうあるのだけど、こういう映画というのは二つに一つみたいなところがあって、登場人物の行動とか言動が納得できることと、せりふがいいこと、という二つのポイントを満たしていれば好きで、そうでなければ好きじゃない、ということになる。
そういう系で好きな映画というと、
- 恋愛小説家
- ジョー・ブラックをよろしく
- アバウト・ア・ボーイ
ってところかな。