ThinkPad用のハードディスクを買いに行く

昨日書いたように、僕が使っているThinkPad A31pというマシンのメインのハードディスクが壊れて起動できなくなってしまった。思い返してみると、以前からちょっと気になるノイズを発していたのであるが、特別操作上の症状として表れていなかったのであまり深刻に考えていなかった。で、おとといに突然起動しなくなってしまった。


なんでこれだけ冷静でいられるかというと、そのハードディスクにはデータ的にはそれほど大切なものは入っていなかったというのもあるし(メールなんかは2台のマシンで受信しているのでセーフなのだ)、以前にハードディスクがものすごい音を発しつつお亡くなりになったときも「ファイナルデータ」というソフトを使ってあらかた読み出すことができたからだ。今回もその手を使ってうまくいくのではないかという期待を抱いているのだが、果たしてどうなることやら・・・。


(数時間の格闘後・・・)ということで、何とかだいたい復旧できた。幸いなことに、そのディスクも完全に壊れてしまったわけではなく、かなりの程度普通に読み書きができるので救われた(変な音はするが)。新しいハードディスクに取り換えて(こういう部分はThinkPadはとても考えられていて作業的にはらくちんである)、別のマシンでMSDNからダウンロードしてきたWindows XP with SP2のisoイメージをCD-Rに焼いて、それを使って新規インストールして、その後、セカンドハードディスクアダプタに壊れかけのハードディスクをセットしてそこから各データ等のファイルはコピーできた。最初焦ったのが、元のアカウントのフォルダをプライベート設定にしてあったため、新しい環境ではアクセスが拒否されてしまったこと。これはどうしようもないので、祈りつつ元のハードディスクで起動を試みて、プライベート設定を解除することにした。なんとかそれにも成功し、あとはファイルをコピーして、必要なアプリケーションをインストールしなおすだけで済んだ。


ただ、これで一つの悩ましい問題が浮上してきたとも言える。その問題とは、データフォルダをプライベート設定にすべきか否かという問題である。たしかにこのプライベート設定をしていないと、他のアカウントや別マシンに接続されたときなど、簡単に見れてしまうことになる。しかし、裏返してみれば、今回のケースのように、それがクラッシュしてしまうと、そのプライベートフォルダの中にあるファイルは復元が極めて難しいということになってしまう。・・・、とりあえず僕はプライベート設定にはしないようにした。


ということで、復旧したマシンから書き込んでいる。今回のハードディスク入れ替え作業によってマシンが速くなるという恩恵が得られた。壊れてしまったハードディスクは4200rpmの80GBだったのだが、今回は5400rpmの80GB(HGST Travelstar 5K80 - HTS548080M9AT00)なので、前のディスクよりもアクセスが速い。本当は7200rpmの60GBにしても良かったのだが、たぶんプラッタが大きいから5400rpmでもそれなりに速いであろうと推測した。いずれにしても満足できる速度で、起動が速くなった。もしかすると、単なるOSの新規インストールの効果かもしれないのだが・・・。