プロ野球問題について

スト明けの巨人戦の視聴率が10%を割ったという。それに対して、スト中の代替番組の視聴率は10%をわずかではあるが超えていたようだ。これってものすごく皮肉な結果であるように思う。でも確かに僕が野球を見なくなってから久しいし、うちの父親も妹も巨人ファンということになってはいるが、最近はほとんど野球中継を見ていないっぽい。


僕の場合、球団の合併だの一リーグ制だのと言い始めた時点では、まさにどうでもよかった。賛成でも反対でもなく、“どうでもよい”。これって、プロ野球に関係している人にとっては最もイタイ意見だよなぁ、などと思っていた。


僕が思うに、一つにはワールドカップやオリンピックといった国際的なビッグゲームの影響があるのではないだろうか。僕もワールドカップはかなり熱狂してしまったけど、そのあとにちらっと見たプロ野球中継はあまりにも淡々としたもので、落差が激しすぎた。オリンピックも同様で、「この一瞬(あるいは一回)ですべてが決まる」という勝負の緊張感を見せられたあとで、プロ野球中継を見るといかにも間延びしたものに思えてしまう。そもそも野球という競技自体があまり緊張感のないものだと僕は感じていて、オリンピックの野球だって、見ていて「静かだなぁ」と思ったものである*1。途中でトイレに立っても全く問題ない、みたいな・・・。


しかし、こんなことを言っていると、野球という競技そのものに問題がある、ということになってしまうわけで、それで話が終わってしまうなぁ。


気を取り直して、すったもんだしている新規球団加盟問題だけど、自分の心情的にはライブドアの申請が通ってほしいと思っている。いかにも日本人的意見でアレだけど、ライブドアが言い出しっぺだからだ*2。最初に言い出すというのはけっこう勇気がいるし、現に売名行為だなどとたたかれたりしていた。たしかに、僕も最初は本気なのか疑ったりしていたのであるが・・・。


ただまぁ、僕も一応IT業界というものに所属しているのだけど、現実問題として「ライブドアって何の会社?」という疑問がある(爆)。というか、いったいぜんたい何がどうなって球団を運営できるほど儲かっているのか、ということがまったく分からない。


そもそもライブドアという会社の起こりは、無料プロバイダの先駆けだったのだけど、結局ビジネス的には成功しなかったはずだ*3。もちろん、今のライブドアの実質は、そっちのライブドアでなくて、落ち目になったライブドアを買収したエッジという会社のほうであることぐらいは知っている。しかし、エッジという会社もいったいぜんたいどういう会社なのか、結局のところよく分かっていなかったのだ*4


それで、ライブドアがいかなる会社であるかを知るために、Webサイトを覗いてみた。Yahoo!のようなページが現れたが、まさかポータルの地位をYahoo!と争おうというわけではないだろう。トップページからは会社について何も分からなかったので、会社概要会社の組織図を見てみたが、結局のところ何をやっている会社なのかよく分からなかった。分からなくないですか?(^^;)


一方で、楽天のほうはどんな会社かは分かっている。インターネットのショッピングモールの先駆けであって、それが成功して儲かっている会社である。もちろん、それだけでなくて他のにもいろいろと手を出しているのだけど、中核事業はこれだ! というのがあって分かりやすい。そういうことを考えてしまうと、楽天のほうがいいのかなぁ、なんて思ったりしている。


野球そのものには関心がないけど、こういうのはおもしろいから、こんなWebの片隅で意見してしまうのである。

*1:オリンピックチームに足りなかったのは新庄である、という意見をした友人がいたが、言い得て妙、まったくその通りだと思った。

*2:こういうところを見ると、だいたい皆さん同じ意見のようで・・・(^^;

*3:そのライブドアを起こしたのが、元ソニーで、今現在アップルでiPodを売っている副社長の前刀禎明氏ということで、できる人は結局のところ重要なポストにいるもんだなぁ、などと思ったりしている。

*4:しかし、どう考えても「エッジ」という名称はいまいち感が漂いまくっていたから、「ライブドア」に名称変更したのは正解だ。