立川志の輔 独演会(神奈川県民ホール)

相変わらず落語にはまっている僕ですが、今日は志の輔さんの独演会に行ってきました。やっぱり楽しいな〜、落語は。CDで聴くのも楽しいんだけど、その“場”を共有しているという楽しさがあるし、純粋に落語に没頭できるのがいい。それに、3,500円ですよ。安くないですか?


今日の演目は、前座に志の輔さんのお弟子さんという立川志の八さんの「出来心」、そして志の輔さんは「みどりの窓口」と「小間物屋政談」。


「出来心」もとてもうまかったですよ。若いのに大したもんだと感心した次第であります。落語は(別に落語に限らずどの世界でもそうなんだろうけど)どこまで行っても上がある世界のような気がする。「もうこれで頂点に立った」と誰も言うことのできない芸だと思うから、本当にうらやましいものだと思った。僕ももっと全然若い時分に落語を知っていたら、落語家になろうかと思ったかもしれないな〜。


志の輔さんはさすがですね、まくらからこれでもかっ! っていうぐらい笑わせてくれました。最近の若貴騒動を織り交ぜて、ぐっと客の心をつかんでました。僕ももちろんわしづかみ状態ですよ(笑)。


みどりの窓口」の方は、僕は志の輔さんの落語ボックスを持っているので、その中に入っていて聴いたことがあった。でも、やっぱりCDで聴くよりも全然おもしろいね。別に志の輔さんが大仰な動きをしているわけでもないんだけど、よりリアリティを持って思い描けるんだよな〜。


「小間物屋政談」の方は、今回の企画というのは、県民ホールの寄席200回記念ということで、これまでに誰もやったことのない演目をやろうということでこれになったみたいです。しかし、“誰もやったことがない”というのは、裏返してみれば“誰もやりたがらない”ものであるわけで、要は「おもしろくない」わけなんですよ。なんて言いながら始まったけど、全然おもしろかったんですけど!


で、終わってみて時計を見てみると、2時間半もたってたんですね。もちろん途中の休憩とかあるけど、結局2時間は話づめなわけですよね。それがあっという間にすぎていく。は〜、なんと楽しい時間だったことか・・・。また行きたいよ〜