「シザーハンズ」★★★★☆

シザーハンズ <特別編> [DVD]
この「冬の嵐」はいったい何なんでしょう? 昼ドラのタイトルのような・・・(笑)。あっ、これは今の天候について言っているのであって、「シザーハンズ」についてではありませんので、一応。


僕は、物欲時代に購入したプロジェクターを持っている。今は亡きCompaqの縦型のやつで、MP2800という型番だったように思う。DLPだから、絵そのものはそれほど悪くないんだけど、やっぱり映し出される黒が“黒”じゃないというのはしょうがないんだろうな・・・。たぶん、ちゃんとしたスクリーンを使っていないことも関係しているように思える。置き場所とかいろいろ考えると、スクリーンを買えずに、ロールカーテンで代用しているのだから、文句も言えまい(笑)。でも、映像そのものが明るければ、お〜、なかなかきれいだなと思える絵を楽しむことができる。


で、こういうものを持っている役得(?)というか、知り合いの女の子が映画鑑賞会やってよ〜、と言ってきた(^^;)。ので、その子のリクエストで「シザーハンズ」をうちで観たのであった。


僕はつい先日まで「シザーハンズ」はホラー物かと思っていた(汗)。僕は怖い系は大っ嫌いなので敬遠していたのだけど、全然ホラーじゃなかった。コメディ的ファンタジーだったのだ。


話の導入部は僕なんか「???」状態で、「おばあちゃん、雪はどこから来るの?」って尋ねる質問に老婆が答えるシーンからスタートする。あのはさみ男と雪といったいどんな関係があるのかまったく分からないところが素晴らしい(^^;)。


何といっても個人的にもっとも印象に残っているのは、氷の彫刻をしている後ろでまわっているキムのシーン。たぶん、ティム・バートンはこのシーンを撮りたくてこの映画を作ったに違いないのだ。


しかし、まったくいったい全体、どこの誰がこういう突拍子もない話を思いついたのだろうか。ティム・バートンなのか? 手がハサミになっているという設定から普通凡人が考えてしまうようなストーリーとどこか微妙に違うのだ。天才である。何しろ、手がハサミのエドワードが街の人気者になってしまうというのがすごいし、エドワードが物を切りまくっているときのシーンが僕は大好きだ。あのエドワードの格好も大好きだ。


ストーリー的には、あのディズニーの「美女と野獣」に似ていると言える。「野獣」がお城にとどまったままではないのが違いだけど、基本は似たようなものだと思う。


ジョニー・デップがいいんだなぁ。表情とか、動きとか。